あの次の日 日曜日 私は休みだった
その日 彼はうちの会社の関連イベントに就役

今の私にも十二分に関係ある仕事

普段なら視察に出向く
今日は視察に行こうか行くまいか

前日の夜中の電話のやり取り
ひどすぎて自分でも思い出したくない

彼からは朝もポツポツLINEが入る
返信はしないけど

仕事を理由に視察に行く

ホントは確かめたかった

あんなことがあって
彼の顔を見たとき
自分にどういう感情が湧くのか

イベント終了15分前
会場に到着

入り口を入ったとたんに彼を探す
一番向こうに立っている

こっちを向いている

近づく私といつ目が合うんだろう
どういう表情をするんだろう

気づいたんじゃないかな
今目を伏せた



私の同僚と隣にいる彼に軽く挨拶

イベント終了まで後少し



避けられてる 確信した
終わったんだな 完全に

自分で仕向けたようなものなのに

寂しいとか悲しいとかではなく
自然なことのように受け入れてる自分

イベント終了後
片付け作業を手伝うのも
やはり避けられている

彼の社用車まで荷物運びを申し出る

断って 立ち止まって
やっぱりお願いするわ と 言われ
彼が車を回す場所まで荷物を運ぶ

荷物を渡す
回りには誰もいない

乗っていく? と 言われ
返答に困る